MedicalVentureNews

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DMM.makeが日本発のハードウェアを海外小売店で販売できる流通網を提供開始

DMM.comは日本のスタートアップが制作するハードウェアの国内外での流通を支援する新規事業「DMM.make Distribution」を立ち上げたと本日発表した。また、その取り組みの一環としてDMM.makeに入居するスタートアップの商品と今回新たに発表した自社ブランド「DMM.make BASIC」から複数のIT周辺機器の販売を開始する。

"これまでDMM.make AKIBAは、ハードウェアを作るスタートアップにプロダクト制作のための設備やビジネスのノウハウを提供してきたが、今回、日本のハードウェアスタートアップが抱える流通の課題を解決するためにDMM.make Distributionを立ち上げたと新規事業担当者の板谷稔氏は説明する。板谷氏はソフトウェアは言葉の壁や文化の違いがあるため他国で受け入れられづらいが、心を掴むハードウェアは海外展開に向いていると話す。しかし一方で、そうするには超えなければならないハードルがいくつかあると指摘する。例えば、各国の法制にプロダクトが準拠しているかや安全認証の取得、カスタマーサポートや返品対応の整備、そしてプロダクトの輸送手段から各地域の小売店への流通網を確保することなどだ。小規模なスタートアップにとって各地域ごとにそれら全てを担うのは難しく、DMM.make Distributionはそこを支援するという。

DMM.comではかねてからメディアや商品の販売を通じて国内の物流網はもちろんのこと、海外にも営業拠点とパートナー企業を持ち合わせている。具体的にはアメリカ、ベルリン、中国、香港に営業拠点があり、インドとドバイにはそれぞれ提携会社がある。それらの拠点を活用し、世界に日本生まれのハードウェアを発信すると板谷氏は話す。またそれと同時に海外スタートアップのハードウェアを日本の市場に届ける支援も行っていくそうだ。"

イェール、ハーバード、コロンビア…なぜ名門大学の医学部は「ダンス」「絵画鑑賞」を必修科目にしているのか?

米国の名門大学の医学部は近年、文学や美術、ダンスなどの「芸術系科目」を取り入れることに積極的だ。米オンラインメディア「スタット・ニュース」によると、発端となったのはイェール大学医学大学院の取り組みで、数年前から絵画鑑賞を必修科目にしている。

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"ハーバード大学医学大学院は今秋から、文学や演劇、ダンスの授業を課しており、近隣の美術館に出かける「課外授業」も取り入れている。またコロンビア大学は、創作文学や死亡記事の執筆の授業を開設している。

こうした背景には、大学側の「共感力があり、思慮深い医師を輩出したい」という考えがある。多くの医学生は学業が忙しく、絵を描いたり楽器を演奏したりする時間はないと考えている。学生の共感力や感性が鈍くなることを危惧した大学側が、授業を受けさせているというわけだ。

最近、医学界では医師と患者の「対話」の重要性が高まっている。最新の医療機器に頼るあまり、医師が問診もそこそこに検査をし、異常がなければ「病気ではない」と断定してしまう傾向にあるからだ。だがそれでは症状の背景を理解したり、将来の病気を予想したりしづらいと指摘されてきた。

絵画鑑賞によって「視覚的な診断スキル」が向上することは、すでに研究で明らかになっている。しかし、こうした授業がどれほど共感力を上げるかを証明するには、まだ時間が必要といえそうだ。"

阪大など、統合失調症患者の脳で左右の体積がアンバランスな部位を発見

大阪大学(阪大)と東京大学(東大)は1月19日、統合失調症では淡蒼球という脳領域の体積に左右差があることを発見したと発表した。

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"同成果は阪大大学院連合小児発達学研究科の橋本亮太 准教授、東大大学院医学系研究科精神医学分野の岡田直大氏、笠井清登 教授らの研究グループによるもの。1月19日の精神医学雑誌「Molecular Psychiatry」の電子版に掲載された。
淡蒼球は大脳皮質下領域にある大脳基底核の1つで、運動機能や、動機付け、意欲、欲求が満たされる感覚に関与するとされる。統合失調症患者では健常者に比べて体積が大きいことが知られていた。
今回の研究は認知ゲノム共同研究機構(COCORO)に参加する11の研究機関から収集した1680名の健常者と884名の統合失調症患者のMRI脳構造画像を比較解析し、統合失調症における大脳皮質下領域構造の体積やその左右差の変化を調べた。その結果、健常者では視床、側脳室、尾状核、被殻では左側優位、海馬、扁桃体で右側優位であり、淡蒼球、側坐核では非対称性が認められなかった。この傾向は統合失調症患者でもほぼ同様だったが、淡蒼球体積は右側に比べて左側が大きいことがわかった。
この結果は、統合失調症における脳内の神経回路の左右差の異常を示唆するものであると考えられており、病態解明の一助となることが期待される。"

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